リアルタイムが世界でいちばん速い宣伝になる!プリの変化
'More Sokah' - Massy Trinidad All Stars Panorama Preliminary 2020
↑最近のファイナルの中継よりカメラの台数多いんちゃうかなっていうオールスターズの予選の中継は、はっきり言ってズルいです。
プリが終わりました。
オールスターズは、曲を決めるのが遅くてぜんぜん仕上がってなかったのに、最後の2日で夜中の3時までかけてバタバタとイントロとエンディングを付け、それでもなんとかなっちゃったのがすごーいです(^_^;)
北地区の予選は、毎年どの地区よりもいちばん賑わいますが、今年はオールスターズだけじゃなく他のバンドもネット生配信を充実させて、地元の祭りから、この場所に来れないファンに向けての映像コンテンツのひとつとしての可能性を探っているように思えました。
Exodus Steel Orchestra / "Dear Promoter" / Panorama Preliminaries 2020
↑エクソダスはワンカメながらもズームしたりして変化のある映像。ユニフォームもいいなー、ほしいこのTシャツ
北地区の予選を”パブクロール”(居酒屋のハシゴ)っぽく”Panyard Crawl”と名付けたりしている広告もあって、呑んだくれて歩く人にはそっちのほうがぴったりのネーミング、みんなでぞろぞろ移動していくのが面白いので、
うまく配信を中継していけば、興味がないのについつい観ちゃうお正月の駅伝中継みたいな、そういう中毒性のある(笑)コンテンツになるのになーと思ったりします。
広告のためのコンテンツだけではなく、中継そのものが、アメリカ東海岸、ヨーロッパ、他のカリブ海諸国のスティールパンファン向けの小旅行(時間も費用も日本からアジア諸国に行く感覚です)の促進にもなります。(…あれ?だから総理大臣自らが予選についてまわってたのかな???)
わたしもがんばって生配信しましたが、途中、携帯を充電する必要があったりしてずっーと流しっぱなしにはできなかったし、独りっきりで生身の身体で歩いてるので、面白い映像を捉え続けることにも限界がありました(>_<)
それでも、生配信ならではの世界をつなぐ面白さがあって、少なくともこの情報が必要な人にリアルタイムで映像をお届けして、リアルタイムで心を動かすことができた手応えがありました。(↑シルバースターズのがいちばん見応えあります。あと↓フェイズツーヤードの映像は暗いけど情報は多かった…)
ほとんどの予選が終わって、わたしも北地区以外はネットで他のバンドをチェックしましたが、
プレイヤーのあいだでいちばん話題になっているのが今年のスターリフトです。
今までデュボンスチュアートといっしょに活動してきた新人のアレンジャー、ダンテ(というヒトらしい)が、アレンジだけでなくいいメンバーも集めて体制を建て直しているとのことで、期待感が高まっています。
MTHL Starlift Steel Orchestra / "Wrong Again" / Panorama Preliminaries 2020
わたしが個人的に気になったのが、サンフェルナンドのバンド、ハッターズ。昔は強かったらしいけど今はほぼ名前だけのバンドになっていましたが、今年、アールブルックス親子を共同アレンジャーに迎えています。
予選の映像を観るかぎりでは、これは予選落ちでは(>_<)???と感じる仕上がりにも関わらず、
なぜかけっこう良い順位で予選を通過してるんです。映像では中途半端で弱い感じだけど生で聴くとミディオカないい感じなのか、それとも親子アレンジっていう話題性なのか…
2020 Panorama Prelims Medium South (Hatters)
セミファイナルは今週末の2月9日(日)、残念ながら日本時間の月曜日明け方から午前中にかけて行われるので生中継を観るのは難しいかもしれませんが、
ぜひYou Tubeやフェイスブックで予選の映像をチェックして、お気に入りのバンドを日本からも応援してほしいなと思っています!