こるりうちゅう

こるりん べるりん こるりうちゅう むちゅう♪ ばんちょう やおちょう すてぃーるぱん ピザぱん♪

プラン、あります。

セミが終わってからはじめての練習で、スムースマンからお話がありました。セミの結果は3位だったし、そんなには悪くないと思うのですが、セミファイナルでの問題点を冷静に分析しています。

まずひとつは「ミドルの音が聞こえなかった」とお友達から感想を聞かされたこと。ヤードで練習してるときも、プリのときもぜんぜん問題なかったんだけど、あの新しくなった会場では残念ながらたとえオールスターズでさえも、音のもやもやの壁にはばまれ音の奥行を伝えきれなかったみたいです。

もうひとつ「テナーが走りすぎてメトロノームとぜんぜん合ってなかった。それぞれのパートがコンビネーションを組んでアレンジされているのに、走ってしまってはそれが台無しだ」とのこと。

"テナーが走りすぎて"(笑)ってスムースマンから聞いたときはめっちゃ笑けたけど、ごくごく、ごもっともなご意見です。ほんまにあいつら(テナーくんたち)が走ってうちらは毎度イラっとしてたので、スムースマン、指摘してくれてありがとー(T . T)って思いました。

今年の曲は、元曲のメロディにもともと走りやすいフレーズがあって、オールスターズじゃなくとも、♪プラクティス プラクティス プラクティス…ってほんとに基本中の基本なポリリズムなんですが、この曲をやってるほとんどのバンドで、このフレーズが走ってしまって(>_<)たんです。

この2点を解消するために、そしてそれ以外にも、スムースマン曰く"勝つための計画があります"とのことでした。やることがいっぱいあるから、ちゃんとヤードに来て練習しましょう…と。

その日から2週間、とくに最初の1週間は、スムースマンによる、地味ぃ〜にテンポをキープしてコンビネーションを崩さないようにする全体練習と、主にセコンドパートを聴こえにくいミドルのメロディを補うようなアレンジにガッサリ入れ替えたりして、全体のバランスを建て直しに取り組みました。

ほんとだったらセコンドのメンバーは、やることが簡単になっちゃうとプライドがへし折られるからすごーく嫌がるんですが、ちゃんとスムースマンの意図を汲み取って、素直に取り組んでいたのが印象的でした。テナーくんたちも同じく、彼らにしてみたら速く叩けるほうがかっこいいから競うように走る┐(´ー`)┌んですが、大人しく(笑)走らない練習に従っていました。

そして、もうひとつ! バンド名こそ1度も出しませんでしたが、シルバースターズ対策(笑)です。

途中でフリーズするのも、もともと今年のシルバースターズのアレンジにもともとあったパーツ。途中からオールスターズもフリーズを入れたときはあからさまにシルバースターズっぽく(笑)、まじー?(笑)って思ってたんですが、 そこからどんどん姿を変え、長くしたり短くしたり、モーションを入れたりなんたかんだ…

このパーツのスムースマンのアイディアは、かわいそうに(^_^;)ことごとくミドルのギャルたちに却下され(笑)最終的に、練習がはじまる前にミドルギャルたちとスムースマンが相談して決めたらしい、あの、ショウタイムって叫びながら客席を指差すポーズに落ち着きました。

でも、ブレイクからショウタイムに戻るタイミングが、120人ともなるとなかなか揃わないんです。うちにはブラボーみたいなコンダクターもいないし、それ以外のことでタイミングを計らないといけない。

自分で心の中でカウントしてください…とか、エンジンルームだけ半拍先に出るとかいろいろ試したのですが、どれもこれもしっくり来ず、最後にあの!ドラムロールのアイディアが出ました。ほんとにファイナル前ぎりぎりだったと思います。

この、ドラムロールを入れるだけで、ほんとにレディースアンドジェントルメン♪( ´θ`)ノってナレーションでショウタイムが始まるときみたいな、手品のいちばんの見せ場みたいな、この曲にぴったりすぎるチャームポイントを挿入することができたんです♪ ほんとに最初から狙ってたパーツのようで、ほんとに偶然、きっと神が降りてきたんです(笑)

スムースマンの素晴らしいファイナル用のエンディングが、神がかりなアレンジなのは当然なんです。いや、ほんとに毎年、そこは神が降りてくるから(^_^) でも、地味で正攻法なオールスターズにこんなチャーミングな神が降りてくるのは、ほんとうにラッキーなことだと思うんです。

そしてファイナル前日、シルバースターズに対抗してさらに観た目よくしようと、もー、前日の夜中の2時くらいやのにダンスの練習したんは(^_^;) …あれははっきり言ってほんまに無駄(笑)やったです。やれやれ┐(´ー`)┌オールスターズ、明日が本番やのにこんな夜中になにやってるんですか?ってみんな思ってたと思うんですが、それがまた、メンバーにリラックスムードを与えて逆によかったのかもしれない。その前にナイジェルさんのドリルもあったし、キューっシメといて、本番直前は緩めとくのが、ベストパフォーマンスを発揮するのにはちょうどよかったのかもしれないなと思いました。

そんなこんなで、様々に己を分析し、ライバルを意識しつつ、勝つための工夫を凝らし、着々黙々と取り組み、最後はちょっとリラックスしながらも、本番は集中!して演奏に臨んだオールスターズのファイナルのムービーを↑ぜひご覧ください♪ ミドルの音、クリアで立体感です。

PS: 最初のほう、練習してるわたしが映ってます(^_^) 本番もほんとは何回も映ってるんですが、ウォーリーを探せみたいに小ちゃすぎてわかりません(笑)バックラックいちばん前のエンジンルーム寄りで、屋根のスキマからわたしだけスッポリ見えてます。こるりんを探せ!?