こるりうちゅう

こるりん べるりん こるりうちゅう むちゅう♪ ばんちょう やおちょう すてぃーるぱん ピザぱん♪

Exodus - Festival Time


2009年の、わたしのチャンピオンバンドはまちがいなくココ、

エクソダス!!!!

オリジナル曲は3カナルズのフェスティバルタイム。

ちょう短いイントロは、テナーセクションにインターバルがあって、

見た目に動きがあって楽しげ、まさにフェスティバルタイムやぁ~

そんで即スケールを使った簡単なランがあって、即バースコーラス。

3カナルズは元々ラプソ(ラップ+ソカ)のヒトたちなんで、

オリジナルバースコーラスのパーツはつまんないです。

が、ヴァリエーション→ミドルソロが終わって、

3分2秒くらいからバンドフレーズに向かう3分49秒までのこのパーツ、

美しいっっ!!!!

パノラマ史上に残る美しさっっ!!

パンヤードに観に行って、

最初にこのフレーズ聴いたときから一瞬でメロディ覚えてしまうほど、

生で聴いたらもっともっと艶やかで深く透明で美しい響きの世界。

エクソダスといったらパワー路線のイメージが強いねんけど、

このパーツにはそんなイメージをくつがえす、

なんていったらいいのか・・・、

エロさ(笑)があるねんっ。

今まで、エクソダスってそんなエロくなかってん。

それがエクソがつまらん理由でもあったと思うねんけど、

(全世界のエクソファンのみなさんごめんなさい)

この曲のアレンジでは、エロの新境地を開拓してるなぁ~って思う。

(スキ勝手ゆってごめんなさい。ペラムさんリスペクトです(笑))

エンディングは、いつものパワーでハイテクなエクソダスらしさを存分に見せつけながらも、7分13秒くらいからのフレーズではエレガントなアプローチで、

最後の最後にイントロでも使ったファンファーレみたいなモチーフを持ってきてフィニッシュする、

ループ感ってゆうかまとまり感ってゆうか、

めくるめく世界をぐるっとまわってきたのに

またさっぱり入り口に戻ってくる物語のようなエンディングも、

聴いててとても心地よいです。

3カナルズもペラムさんも、マネージャーのモハメドさんも、もちろんエクソのメンバーも素晴らしいですが、

やっぱりこの音を作ってるのパットビショップはほんま偉大です。

ふつうパノラマのステージでは、

司会者がバンドの名前と簡単な住所のほかに、

元曲の作曲者、アレンジャー、キャプテンまたはマネージャー、チューナーの名前を紹介しますが、

エクソダスだけは、「ドリルマスター、パットビショップっ!!!」

って紹介のアナウンスが流れるねん。

あのおばちゃんのこのこだわりがなければ、

この世界に、

きっとこんな素晴らしい瞬間は生まれなかったと思います。

じゃあ、なんで優勝できなかったのか、

それは、

前にもちょっと書いたけど、

人数制限よりも大幅オーバーによる20点の減点です。

150人で出たらしい。

この映像をよく観ると、

うしろのほうの女のコとかぜんぜん叩いてなくて、ただ立ってるだけ。

男のコは踊ってるだけのメンバーが何人もいてる。

でも衣装もちゃんと着てるし、ラックはあるし、楽器もある。

ほんとうのところはよく知らないけど、

これはあきらかに120→100人への人数制限変更に対する抗議とゆうか、

あきらかになんらかのメッセージを強烈に発信してるんだと思う。

パントリンバゴがゆってる金欠問題とか、

他のバンドでもよくありがちな、楽器が足りないとか、メンバーが集まらんとか、衣装が足りないとか、ラックがないとか、

そんな不景気なことなんてエクソダスにはいっさいありません、

メンバーも楽器も衣装もラックもプレンティー、めっちゃあります。

そんなふうにアピールしてるとしか思えない。

でもそれがイヤミっぽくなく、それがマスってゆうか、

みんなで、大勢でする、それがマスの精神、

この迫力、

それこそトリニダードのカーニバルスピリットであり、

この曲のテーマであるフェスティバルタイムそのものである。

一目瞭然で、圧倒的に、パノラマの、

忘れてはいけない、失ってはいけない核心部分を、

人々の心に、たましいに焼き付けたんだと思う。

エクソダスはそんなアナーキーなバンドのイメージじゃないし、

こんな抗議するんだったら性格的にも他のバンドやろう、って思うけど、

めっちゃ優等生のエクソダスが、

そんなことしちゃったら優勝できへんってわかっててもやってもうた、

その、革命のかっこよさといったらないでっ、ほんまにっ!!!!

まちがいなく、わたしの今年のチャンピオンバンドはエクソダス

来年はきっと優勝するでしょう。