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(反発されがちな)トリニダードの歩き方

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海外で安全に過ごすために、やっちゃいけないことがいくつかあると思うんですが、トリニでわたしが他の日本人の方に注意を促したりすると、

 

たいていは”すごい反発される”、日本人の感覚的には納得していただけないような、

 

そんな注意点がいくつかあるのでご紹介したいなと思います。

 

 

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1.道端または入り口やゲートの前で待ち合わせしない、必ず建物の中で待ち合わせする

 

道端やゲートの前で待ち合わせすれば「観光客です狙ってください」と犯罪者にわざわざ姿を晒すことになります。しかも「道端やゲートの前で待ち合わせをする危機管理のない油断だらけの観光客です」と、教えてることにもなります。他の外国と違ってトリニダードの社会は狭い、すぐ情報が回ってしまいます。たとえ現地の人に道やゲートの前で待ち合わせしようと言われても断りましょう。しっかりした現地の人だったら”必ず”建物の中を待ち合わせ場所に指定してきます。何も頼まなくてもファストフード店で座って待ってることもできるし、パンヤードが近くにあれば自分のバンドでなくてもヤードで待たせてもらうのが安全です。犯罪者からまったく見えない場所にいることが、自分の身を守ります。

 

 

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2.財布を持ち歩かない、財布を人前で出さない、ダミーの財布を持ち歩く

 

お財布を人前で出したらダメです。現地の人はそうしてるかもしれないけれど、観光客のお財布はいつも犯罪の対象として人目に晒されています。交通費や飲物代だけを別にしてポケットやカバンのすぐ出せる場所に入れておきましょう。よっぽど安全な場所でないかぎりは”お財布からお金を出す”行為をしてはいけません。「これはポーチでお財布じゃないから大丈夫…」などなどの言い訳は犯罪者には通用しません。パッと見お財布に見えるモノからお金を出してはいけません。もうひとつ、FETE(真夜中の大規模野外コンサート)などに出かけると、お財布を脅し取られる場合があるので、それを見越してファンシーなお財布に100TTドルと少しのお金を入れたダミーのお財布を持って行きましょう。そのときはブラや靴下や靴やお洋服の裏ポケットに自分用のお金を隠しておきましょう。命を取られるよりマシだし、全財産を取られるよりマシだと思います。

 

 

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3.ほんとに信頼できる人か確認できるまでむやみに身体に触らせない、一緒に歩くときはある程度の距離を置く

 

知り合ったばかりの現地人と意気投合して、街を歩いたりすることがたまにあると思いますが、たとえば誰かの知り合いで…とか、もしそうだったとしても、ほんとうに信頼できる人だと確認できるまでは、むやみに身体を寄せて歩いたりするのは危険です。「そんなー、せっかく仲良くなったのに嫌がってるみたいで失礼だー」と、思って当然、その気持ちはすごくわかるけれど、パーソナルスペースは必ず確保しましょう。もし相手がプロなら知らない間にカバンやポケットからお金や携帯を盗み、ご親切に一緒に探すフリまでしてくれます。「そんな人じゃぜったいない」って激怒したくなる気持ち、そんなことを言われて悲しくなる気持ちはほんとによく分かるけれど、プロになればなるほど相手を信頼させたり仲良くなることもプロです。そして、知らない人や信頼できるか確認できていない人に道案内してもらうのも絶対に断りましょう。「大丈夫です…アイムファイン(^_^)」って作り笑顔で答えればそんなに角は立ちません。相手は日本人じゃないからそんなに気にしないのです。

 

 

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4.昼間でも、大声で騒ぎながら道を歩かない、向こう側が見えない塀の横は歩かない、道路の真ん中は歩かない

 

楽しくて大声ではしゃぎながら歩いてると「狙ってください」と犯罪者に居場所を教えることになります。はしゃぐのは建物や敷地の中や、大勢のお友達と一緒に居る安全な場所だけにしておきましょう。日陰があるから…と、向こう側が見えないような大きな塀の真横を歩かないようにしましょう。突然、塀の向こう側から誰かが出てきてカバンをひったくって逃走する犯罪が頻発しています。POS内で犯罪が多発してる有名な壁がいくつかありますが、郊外でも犯罪が多発している壁沿いの道がいくつもあります。常に危険予測して、この場所を歩いて大丈夫かどうか、考えながら行動してください。あと、自動車があまり通ってない道でも、道路の真ん中を歩いてると自動車に容赦なくひかれます。歩道を歩いてください。

 

 

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5 .ガンジャは吸わないで

 

トリニダードのいくつかのバンドでは、今でもふつうに現地の人たちがガンジャを吸っていて、とくに規制されてる様子も逮捕されている様子もありません。現地の人が吸っているところを見かけて眉をしかめる日本人の人には「これもひとつの文化なので」と理解を求めることもあります。が、いちおう合法ではないそうですし、そこは自己責任で…と、言いたいところですが、もし、日本の芸能人が大麻所持などで捕まったとして、その出先が渡航先のジャマイカなどだったとしたら、たちまちトリニダードへの旅行者も奇異の目に晒されてしまう可能性も有り得なくはないと思うんです。同じくトリニダードを愛する日本人滞在者や旅行者への影響をどうか考えて行動していただくようにお願いします。

 

以上の5つは、こうやって丁寧に説明したとしても、日本人には実感の湧かない、納得できない違和感のある注意点だと思いますが、他の海外を安全に過ごす注意点といっしょに心の留めて置いていただきたいです。