こるりうちゅう

こるりん べるりん こるりうちゅう むちゅう♪ ばんちょう やおちょう すてぃーるぱん ピザぱん♪

WSTにわたしのインタビューが紹介されています!

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ニューヨーク発のスティールパン情報サイトWhen Steel Talksに、なんと!!

わたしのインタビューが紹介されました!

これは3月の中頃に、メールで送られてきたアンケートに、わたしが英語で答えたものです。

WSTからインタビューの依頼メールが来たときに、英語は苦手だけど、世界じゅうのヒトとパンのことお話ししたいので、ぜひ答えたい!ってことでお引き受けしました。

英語で答えなくちゃいけないのですんごい英作文がんばりました!

このアンケートをメールで提出するとき、わたしの英文でおかしいところがあれば、訂正して掲載してください、とお願いしました。訂正された英文を読むと、ところどころTheが入っていたり文の語順が入れかわっていたり、まるで英語の先生に添削していただいたみたいです!あー、こうすればより自然な表現なるんだなぁ〜と、とても勉強になりました。

そして!このわたしの回答には、わたしなりの工夫があるんです。

スティールパンに親しんでいるヒトなら、誰でもピンと来るフレーズをいくつか、文章の流れに沿って散りばめているのです。

たとえば…

•オーディナリーピーピル:ジョンレジェンドのヒット曲でありデスペラードスの奇跡の名演で知られる名曲。

•ガンジス&ナイル:トリニダードのスーパースター、デビッドラダーのヒット曲。

•パノラママウンテン:パノラマの会場のステージのこと。

•マグニフィセント(magnificent/magnificence):N&Mトリニダートオールスターズのモットーのひとつ。パンヤードの壁にでかでかと書いてある。

スティールパン通ならだれしもピンとくるフレーズで心くすぐって、よりわたしのことに親しみを感じてもらえたらな〜とゆう作戦(笑)です。

わたしが自分で翻訳(笑)してみましたので、ぜひ日本語訳でもお楽しみください( ´ ▽ ` )ノ

(↓続きを読むをクリックすると日本語訳が読めます!)

日本のハナトコルリに話を聞きました。

彼女は日本のパン奏者であり、アレンジャー、パンプルスティールオーケストラのリーダーです。そしてあの有名なトリニダードオールスターズのメンバーでもあります。独占インタビュー(注:笑)でコルリはパノラマや楽器としてのスティールパン、音楽と文化への計り知れない喜びと愛をウェンスティートークスに語ってくれました。

WST:自己紹介をお願いします。

KH:パンプルスティールバンドとゆう日本のバンドのメンバーのハナトコルリです。わたしのお気に入りなことは、パンミュージックをアレンジすること、ダブルセコンドを演奏すること、トリニダードでパノラマに参加することです。わたしはパノラマに、2004年から10回参加するため、毎年、地球の裏側からやって来ます。わたしはパンプルスティールバンドのアレンジャーでオーナーだけど、すごくふつうのヒトです。トリニダードでの経験をブログに書いたりしています。

WST:いつどうやってスティールパンと出会いましたか?いつその楽器と恋に落ちましたか?

KH:日本の現代音楽の作曲家であるヤン富田がテレビ番組で演奏しているのを高校のときに観たのがきっかけです。すぐに、わたしが探してたモノはコレだ!って気づきました。わたしは何か叩く楽器を探していましたがメロディが欲しかったんです。そのUFOみたいなカタチと天使の琴みたいな音色に惹かれました。(注:みんな鍋っぽいとか言うけどそんなことぜんぜん思わなかったです(笑)UFOだ!って最初は思ってた。)

WST:日本でなんというバンドに所属していますか?それはどれくらいの大きさですか?

KH:わたしのバンド、パンプルはすごく小さいバンドです。固定じゃない15名から20名くらいのメンバーが年間を通して活動しています。

WST:どれくらいの頻度で活動していますか?

KH:わたしのバンドは毎週土曜日の朝に練習しています。そしてだいたい月1回くらい地元のイベントに出演しています。わたしたちの目標は、毎年、神戸スティールパンカーニバルで最高の演奏をすること!わたしのアレンジとわたしたちの演奏は、『パンパカパン/1集〜4集』で聴いていただけます。そして、わたしはときどき小編成とか他のバンドのアレンジをしています。わたしの主な活動は(演奏より)創作活動です。

WST:ソカの他にはどんなジャンルを演奏していますか?(日本の歌など)

わたしのモットーは、東洋の波を”ガンジス&ナイル”(が中心の)スティールパンシーンに交わせること。なので、だいたいわたしのアレンジする曲は日本の曲を選ぶことが多いです。わたしたちが日本の曲を演奏すると、日本人ならいっしょに歌うことができるので。それは、トリニダードのカーニバルと同じ光景なんです。わたしは、わたしたちの国のヒトともパンミュージックを分かち合いたいって切望しています。

WST:あなたはトリニダードオールスターズのメンバーでもありますが、どうやってメンバーになったんですか?

KH:じつは、ぜんぜん知り合いとかはいなかったんです。でも、2006年のパノラマを観たときからずっとオールスターズで演奏したいって夢見ていました。あのソカウォーリアーズの演奏はセンセーショナルでした。なんてかっこよくて、すごいアレンジで、スリリング!!!とにかく、ただ(なんの伝もなく)頼みに行ったんです。彼らはいつでも親切で優しくしてくれるし、オールスターズの組織とマネージメントはベストなので、わたしはほんとうのスティールパンの文化をそこで学ぶことができます。そして、スムースマンはわたしにとって最高のグル(師)なんです。

WST:あなたのパノラマでの経験を教えてください。あなたにとってパノラマとは何ですか?

KH:パノラマは、春みたいなお花のシーズンだなって思うんです。ボクシングディ(カーニバルが始まるのは12月26日のBoxingDayから)のあと、音楽的なパンのお花たちが芽吹きはじめ、わたしもそのつぼみのひとつになれます。それぞれのパンヤードでつぼみがどんどん膨らんできて、予選、セミファイナル、ジュニアパノラマ…っていろんな新しい種類のお花たちが咲いてくるのを楽しむことができて、ついにファイナルの日、パノラマ山(会場のステージのこと)は音楽のお花で満開になって、ただの観客じゃなくて、わたしも咲くことができるんです。それはわたしにとってはかけがえのない瞬間です。

WST:他の楽器は演奏しますか?

KH:しません、今はパンだけ。でも、アレンジをするときはコンピューターとキーボードを使っています。

WST:どのくらいスティールパンは日本で有名ですか?

うーん、まだそんなにじゃないと思います。たぶん日本のパン業界は第二段階に面してるんじゃないかなって思います。日本の大学生がアメリカのノースイリノイ大学に留学して高い演奏技術を学んだり、調律家を目指して去年トリニダードで修行した若いチューナーが自分の工房を作ったり、100人のプレイヤーを集めて演奏する新しいイベントが富士山のふもとで10月に開催される予定だったり、日本人が新しい挑戦をしようとしています。ふつうの日本人にとってもただ珍しい民族楽器じゃなくなって、もっと本当の価値と存在感を認められるようになってくると思います。

WST:もしパンの何かひとつ変えたいことがあるとしたら、それはどんなことですか?

日本人がときたまスティール”パン”バンドとかスティール”パン”オーケストラとか言うのが嫌なんです。すごく変に聞こえる。トリニダードで誰もそんな呼び方してるのを聞いたことないし、止めてほしい。

「どうしてスティール”パン”オーケストラって呼ぶんですか?世界のパンのヒトたちは”スティールバンド”って呼んでるって知ってますよね?これは音楽ジャンルだから勝手に変えられるものじゃないですよ」って聞いてみたことがあるんです。そしたらそのヒトは「トリニのヒトがどう呼ぼうが僕には関係ないです。いちばん大切なことは音楽を仕事としてやってゆくことなんです。日本では、スティール”パン”オーケストラと表記すれば検索エンジンに引っかかりやすくなる。それは僕にとって大切なことなんです。」それを聞いたとき、わたしは嫌悪感を覚えました。わたしはオリジナルの文化を尊重したい。だから頼むからほんとに止めてほしい。

WST:お気に入りのパノラマアレンジメントは?

KH:選ぶのがほんとにむずかしいけど、ベスト3をあげるとすると…

*レインメロディ(編曲:スムースエドワード)

*ザ・ボンブ(編曲:ロバートグリニッジ

*ハイマス(編曲:クライヴブラッドリー)

(3曲ともめっちゃ地味でマニアックな曲です)

わたしは、芸術的でユニークな曲が大スキなんです。芸術的なアレンジと新しいアレンジャーに未来のパノラマで、これからもっと出会っていきたいなぁって思ってます。

WST:他にスティールバンドのこととかなんでも、なにかあれば教えてください。

KH:いつもウェンスティートークスのウェブサイトを楽しみにしています。長年に渡る膨大な活動にほんんとに感謝しています。わたしがもっと英語力があったらWSTを日本語に翻訳してみたいです。日本語でこのサイトが読めるようになったら、日本のパンファンももっと世界のパンシーンに興味を持って親しめるんじゃないかなぁと、そう思います。