ジュベバンド初参加!
トリニダードでもこれとおんなじような、、、ほぼおんなじお祭りがあります。
それがジュベです。
いつもジュベモーニングはパンを叩くボートに乗っていたので、泥やチョコやペンキを掛け合うジュベバンドとは、ただすれ違うだけで、…ときには泥に襲われつつですが、そんなに汚れもせずに終わっていました。
それでもジュベはなんともいえない楽しさがあるんです。
夜中から夜明けを待つお祭りとしては、日本の”郡上おどり”に似ていると思います。
しんみりスローテンプのパンを叩きながら暗闇を出発して、みんなで朝日を浴びて元気なパンの音色にノって行進するのはさいこーのよろこび。
でも、今年はオールスターズに最初から参加していなかったので、パンのボートもありません。
きっと今年だけがチャンス!だと思い、思い切ってクレイジュベというジュベバンドに参加しました。
↑集合から夜明けまで編…
いろんな旅のブログを読んでいると、ホーリー祭りはじぶんでいろいろ用意しないといけないみたいですね。
でも、トリニダードはカーニバルビジネスが盛んなので、
参加費さえ払えばぜんぶお膳立てしてくれるんです。
着る服、泥、カラーパウダー、お酒、ジュース、朝ごはん、トイレ、音楽、バンドを盛り上げるデビルやフラッグボーイなどのエンターテイナー、セキュリティ、救護車…
そしてはじめて参加しても戸惑わないように、ちゃんと出発のときに担当のスタッフの方がひとりひとり泥を塗ってくれるんです。
わたしは日本人の現地ツアーに参加したのですが、
たぶん一人で参加しても、遊んでくれるおじさんもいるし、スタッフの人もいるし、ぜったい楽しめるようになってます。
ただ、わたしが参加したバンドは、けっこうセレブなバンドだったので、、、ふつうに申し込みできるのかはちょっと謎ですが…
参加してみてはじめてわかったこと、
参加するまで、ハタで見てて、なんか汚い集団だなーと、正直思っていたのですが、
これは、ちがう、
わたしの入ったバンド”クレイジュベ”が、とくにセレブ系でアートを意識していたせいかもしれませんが、
これは、他のカーニバルのマスバンドと同じように、
自分自身がボディペインティングみたいになって芸術作品になる、そういうお祭りなんだってことに気づきました。
夜明け前までは泥を塗り合うのですが、夜が明けてからはカラーパウダーに切り替わります。
朝日に向かって歩くように、ちょうどいい時間帯にそのルートが定められていたり、
とにかくいろんなことが計算されていて美しいんです。
この虹も、まるで偶然ではなかったかのように現れました。
↑クレイジュベ、夜明け後編
参加するまで知らなかったのですが、
このジュベバンド”クレイジュベ”は、
かの!!!!!トリニダードを代表する小説家、アールラブレイスの息子さんがオーナーなのだそうです。
わたしも読みました。代表作「ドラゴンは踊れない」は、日本語にも翻訳されているのでぜひ読んでいただきたい1冊、名作です。
カメラも持っていたし、
そんなに積極的に襲ってくる人もいなかったので、
あー、そんなに汚れてないな、だいじょうぶ、だいじょうぶ…と思っていたら…、
いつのまにかどこかからペンキが飛んできたりパウダーが飛んできてたりしたらしく(←まったく気づいてない)
もう、終わるころには下着の中まで泥んこが侵入していて、服はカラーパウダーですっかり染め上げられていました…
靴も、なぜか靴下まで、、、あー、あー、
最後にみんなで水浴びをして、そんな泥を落とすウォータータイムがいちばん楽しかった(・∀・)です!
ウォータープルーフのカメラだったので、豪快に水浴びする瞬間も、わたしの動画(夜明け後編)でご覧いただけます。