こるりうちゅう

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自虐や謙遜が通じない

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じつはオールスターズに、しかもわたしがいるセコンドセクションに新しい日本人のプレイヤーが来たんです。

彼女はわたしが3日も4日もかかってようやく覚える曲を1日で瞬く間に覚えて、名前もアフリカ系にありがちな覚えやすい名前”アヤナ”って言う名前(こっちだとヤにアクセント)でみんなにすぐに名前を覚えてもらいーの、とにかくスーパーなんです。

で、アヤナが来た日にたまたまなんですが、セクションリーダーのシャバカがわたしにセコンドのスティックじゃなくて新しいギターのスティック持ってきて「いる?」って聞くから、

「え?わたしギターセクションに移らなきゃダメなの??」って冗談半分に言ったんです。

そしたらすごーーーーーい悲しそうな顔されて「ないよ、そんなの、日本に持って帰ったらってゆうこと…」って言われて、隣にいたラティーナのカミノさんにはウケたんですが、この自虐ネタはちょっとスベったかんじだったんです。

次の日、昼間のパンヤードでアレンジャーのスムースマンに会ったとき、

「彼女(アヤナ)はすごいね、1日で曲を覚えるなんて感動しちゃった」って話になって、

「そうですよ、わたしがドロップしちゃわないかほんとに心配になってお昼に自主練に来たんです…」って言うのはぜんぜんわたしの謙遜でもなんでもなくって素直にそう答えたんですが、

やっぱりそこでも悲しい顔をされてなんでそんなこと言うの「君ならできるよ、今までもずっとできてたじゃないか…」ってマジに言われて、ここでもなんかちょっと日本とちがう噛み合わない感を覚えたんです。

で、その同じ日に、夕方ヤードでアヤナがさっそくスラスラ叩いてるのを見て、わたしが日本語で、

「ほんまにすごいね、もうぜんぜん叩けてるし覚えてるね!!!」って言ったら、

ほんとに現地のメンバーより仕上がってるのに「いえいえぜんぜんそんなことないんです、すぐ忘れちゃって…」ってアヤナが言うから、

それはほんまに事実と違うやろ!ってツっこみを入れたくなりました(笑)

その日本的では当たり前の日本的な謙遜が、やっぱりこっちではすごい違和感あるんです。

そもそも自虐や謙遜はどうゆう文化背景から生まれたんでしょうか?

たぶんなにかの圧力とかがギューっとプレスして、自虐が面白い、謙遜が美しい、ということに日本ではなってるんですが、それは文化なのでなにも悪いことではないと思いますが、

この地球の裏側、カリブ海に浮かぶ小さな島国にそんな文化を産んだ圧力はぜーんぜんないので、

このスコーンと抜けたカリブの青空の下では、もう自虐も謙遜も毛皮のコートくらい滑稽なこと、

青空の下ではもういらなーい(^_^)♪

わたしはここでは自虐も謙遜も止めることにしました。

スキルも若さ(笑)もアヤナにはぜんぜん叶わないけど、

わたしはわたし、

身長147cmしかないのに体重は50kg以上もあるユニークな日本人が全身をはずませて叩くパンには希少価値はあるはず(笑)だ。

わたしはわたしで楽しんでます!ってこれからは二つ返事で答えることにしよう。

もうみんなに悲しい顔はさせないよー(^_^)

↑の写真はこっちで売ってるお米のパッケージ。こっちのスーパーはすごい良い意味だけど、日本で”スーパーの品質”は”専門店の品質”よりはスーパーじゃないかな(^_^;)