パノラマ的ブグジー奏法
先週の日曜日はセミファイナルでした。
プリはノープレイでしたが、なんとかぎりぎり追いついて、わたしもセミのメンバーに選ばれました!
でも、プリで叩いてないとキモチもカラダも慣れてなくて冷静に叩けなかったのが残念(>_<)
ファイナルは楽しめるように、気を抜かずに練習に励みます!!
さて、わたしたちの出番はラージの12番目だったので、昼間はミディアムのセミファイナルを観戦しました。
2位のサウンドスペシャリストとか、6位だったわたしたちオールスターズとおなじスムースマンがアレンジを手がけているカリブディクシーランドも印象深かったのですが、
わたしが度肝を抜かれたのが5位、トバゴ島のバンド、カッツェンジャマーズです。
以前はシルバースターズのアレンジャーさんであるエドウィンさんがアレンジをしていたのですが、今年はフェイズIIのアレンジャーであり、スティールパン界の世界的カリスマでもあるブグジーさんがアレンジを手がけています。
なんといっても、このバンドがフェイズII以上にフェイズIIが大化けした(笑)ときの音してるんです!!
とくにテナーのシャーーーーァッってゆうカリカリカリってした音、これはもうブグジーさん特有の鬼気迫るサウンド。
↓のリンクから音が聴けるのでぜひチェックしてみてください。
PanPod/KATZENJAMMERS SEMI MED 2013
イントロ過ぎぐらいからもうその傾向がはじまってるのですが、とくにすごいのが7分過ぎぐらいからのテナークレッシェンドで、まるで音量のツマミをくるくると自在に操られるがごとくにコントロールされてる。
これだけプレイヤーが特訓されてたら、アレンジャーもドリルマスターも好き放題できるんじゃないかと思います。
メンバーの年齢層が若いだけに演奏にキレがあって、
もしかしたら本来ブグジーさんが表現したかった世界がここにはあるんじゃないかとさえ思いました。
生で聴く、このテナーロールがシャーーーーーーァッ!のキモチよさといったらないんです!!
ハヤブサが遥かかなたの空の向こう側からこちらに向かって飛んでくるのがスローモーションみたいなかんじです!!
とにかくテナーロールの津波に聴いてるわたしたちがあっとゆうまに飲み込まれてしまう心地よさ。
もし、まんがいちブグジーさんがこの世を去るときが来てしまっても、
後世に受け継がれるべきだなと思いました。
↓の写真はまだセッティング中なんですが、このバンドがステージに上がったとたん曇天にわかにかき曇りってかんじで、空が真っ暗に。
その光景に、ブグジーさんの呪い(笑)みたいなのを感じました。