ワンハーツの10周年記念ライブがめっちゃめっちゃよかった!
パーカッショニスト山村誠一さん率いる"関西のフェイズⅡ"\(^o^)/ワンハーツスティールオーケストラの10周年記念ライブに行って来ました\(^o^)/10周年おめでとうございます!
めっちゃめっちゃよかったですっヽ(;▽;)ノ行ってよかった。
2年前にもワンハーツのライブ観ましたが、2年前とは感触が違っていました。全体を通して、あー、なんかこうゆうバンド、トリニの山の上とか田舎とかにあるよなー、このままパノラマの予選出れちゃいそうやなーとか、思いながら安心して聴けてしまう。
2年前にもたぶんブログに書いたと思うけど、ガワはスティールバンドってゆうトリニダードのものだけど、パクっと食べた瞬間、あ、和風やー、違うんやーって、感じた…とゆうようなことを書いた気がします。でもそれはそれで音楽として成り立ってるから、よかったんだと思うけれど、
今回は、パクっと食べた瞬間、あー、なんか懐かしいかんじ( ´ ▽ ` ) ♪ これは知ってるかんじやなって思ったんです。そうゆうのはもう肌身に感じる感覚で理屈でなにがどうだから近いとか、そうゆう問題じゃない。
たしかにミドル音域の作り方は、トリニダードでは聴いたこともないような方法をしてはることがほとんどなので、山村さん風の独特の感触でなくなったわけではないのですが、
じつはトリニダード・トバゴでも、ミドルの作り方はバンドによってそれぞれで、
マニアックなハナシになりますが…、ミドルの作り方がそのバンドのモチモチ感の決め手になっているのです。オールスターズと歩いて5分くらいしか離れていないレネゲイヅですでにミドルストラムのパターンはオールスターズとは違っていますし、アレンジャーさんによっても違います。
とくにフロントラインの作り方がトリニっぽさを程よく取り入れて来ているので、ミドルが違っていても、いちばん離れた地域の独特の作り込み方なんだろうな…くらいにしか感じられません。
ワンハーツはアレンジに、トリニっぽさだけじゃなく、他のラテンやカリブ音楽のスタイルを幅広く取り入れているので、パンアレンジ的なことはただ単にその一環でしかないのかもしれませんが、
もうこのバンドには、現地の文化に対して後ろ向きな姿勢は感じられない。もしかしたらそんな気は、後ろ向き、前向き、どちら側にもさらさらないのかもしれないけど、
10年もパンやってたら勝手に根っこってにょきにょき生えてきちゃうのかもしれない。それをあえてぶった切ったりしなければ、メンバーのほとんどがトリニダードに行ったことがなくっても自然に、ワイアレスでパンカルチャーのたましいに繋がってしまうのかもしれない。
前は枝葉だけがワシャワシャしてる感じがしたのが、今はすっかり根を降ろしてきている。
すごいすごいステキだった二階堂和美さんが、パンジャンビー(パンがスキすぎておかしく踊り狂ってるパンヤードにいるおじさん)にしか見えてこないもんね(笑)
ワンハーツが教室はやめてバンドにしますって言ったのってもう何年くらい前だろう。
その方向転換が功を奏して今につながってるのかもしれない。
アマチュアのバンドなのでみんながみんなハイテクニックじゃないけど、
ドリルがしっかりできてるし、当たり前だけど誰も譜面台は立ててないし、
みんなが踊りながらパンを叩いてショウアップされてるところとか、
ちゃんとトリニをルーツとしたスティールパンの文化をしっかり受けとめて、
そのうえでワンハーツらしく昭和歌謡やったりとか、発展させてるところがもう貫かれて素晴らしいです!
ワンハーツとおなじ関西で、
わたしもミニチュアながらにスティールバンドで活動できることを誇らしく思いました。
あー、もうこれで関西のパンシーンも大丈夫だ\(^o^)/ すぐそこにこんな素晴らしいスティールバンドがある、それだけでわたしにとってはパラダイスなんだから!