不完全小節とアンティシペーション解決
たまにはちゃんと音楽のはなし(^_^;)
パノラマの曲を2拍子で書いてある楽譜があるけど(売ってる楽譜はこっちのほうが多いかもしれないけど)
最初のカウントを4つ叩くことから考えても、4拍子と理解するほうが自然だと思う。
だけど、そうすると必ず出てくる不完全小節。
いちおう4拍子なんだけど、感覚は2拍子っぽく作ってるから、小節が半分足りなくても気にしない。そもそも楽譜を作ってないからそんなこと気づいてないかもしれない。
それで、楽譜に書き起こしたときに必ずどこかで不完全小節を作ったりしないといけなくなる。
それと同時に、オールスターズのアレンジャーさんであるスムースエドワードさんは、アンティシペーションがめちゃくちゃ多い。
アンティシペーションが何小節にも渡ってなかなか解決に至らないこともしばしば。
楽譜に書き起こしてみたときに、これは不完全小節なのかアンティシペーションなのか?どっちかわからないことに直面してしまうこともよくあることで、
とりあえず気にせずそのまま4拍子譜にだーっと打ってみて、
ものすごーく先の、その楽節が終わるころにようやく、あーん、そうゆうことだったのね!!!って見えてくることがある。
そこでようやく楽譜を不完全小節とアンティシペーションにわけてバッサリ切るんだけど、
これもただ西洋のポップス的な楽典で理解しようと試みた分析にすぎなくて、
彼らの中にはそんな感覚ないのかもしれないとも思う。
が、しかし!
よく練習中にアンティシペーションが激しくなってわたしが混乱してるときに、
はいじゃあ今のフレーズをアフター4の裏裏拍から始めましょう…みたいな指示か出て、
ほんまかいな…とか思いながら家に帰って書き起こしてみると、ほんとにそのフレーズがアフター4の裏裏拍からはじまってる!(◎_◎;)
最初の頃は、アンティシペーションしまくってあとでテキトーに辻褄を合わせてるのかなと思ってたけど、そうじゃあない。
ちゃんと解決するし、フレージングをキチンと理解しながら叩いてる。
トリニダードのパンマン全員がそうじゃないけど、多くのプレイヤーが理解してる。
とりあえず日本人のわたしにとって、それはもう超能力的な透視能力くらいにしか!(◎_◎;)思えないことなんです。
二桁99の暗算ができるインド人(ほとんどの"教育を受けたインド人"はできるらしい)に遭遇したときにビビるのとおんなじ感覚。
インドのちアフリカときどきラティーナところによってチャイニーズな彼らの、
"音楽的な血の濃さ"みたいなのを、楽譜で分析することで、改めて思い知らされるのです。
勉強になりますm(_ _)m
(↑↓わたしの作ってる楽譜。まだイントロはありません。↑バースコーラスはだいたいストラム。でも後半こみあってくると↓だんだんややこしくなる。)