VIVA STEELBAND
ほんとにべつに、
わたしがスティールバンドなんてやらなくっても、
日本にオールスターズやエクソダスみたいなスティールバンドがすでにあったら、
わたしはバンドそのものを作ること=マネージメントは目指さないで、
プレイヤーも目指さないで、アレンジャーだけ目指したと思うんだけど、
日本には残念ながらわたしの理想のスティールバンドがなかったから、
バンドから作らなくっちゃしょうがなかった。
みんなが一瞬だけ盛り上がって集まるのは簡単だったけど、
続けることはむずかしかった。
むしろ大変で気が狂いそうなことが多すぎて、
作っても作っても壊れていくからほんとに嫌になることが正直80%以上なんだけど、
その、嫌になる80%以上のことが、
わたしのことを育ててくれた。
マネージメントなんてやりたくないことだったけど、
そんな嫌気が差すような自分に向いてないバンド活動のいろいろの出来事が、
今日はじめて、ありがたいなと思えた。
これからいくらでもたいへんなことがあったとしても、
そのたいへんさの分だけわたしを育ててくれるんだから、
やっぱり今のところ身の回りをみまわしても、
このトリニダードスタイルのスティールバンドのことをいちばん知っているわたしが、
マネージメントGOODなバンド=良いバンドってこと、
みんなに浸透するまでがんばりたいなと思いました。