ジャパニーズコロンブス
最近でもまだ、
ココさんに関する検索ワードでこのブログを訪れる方があとをたちません。
Twitterのほうではちょくちょく書いてたけど、
読みやすいようにまとめておきます。
トリニに住んでる日本人の方にお会いするたびに、ココさんのこと、ほんとに断片的に色々と話題になっていました。
が、半分以上の方は、ココさんが亡くなってからココさんのことを知ったそうです。
亡くなったとき、法的に、亡くなった方がココさんであることを証明することがむずかしく、
日本大使館の方がずいぶんとご尽力されたそうです。
トリニでは、亡くなった場合は土葬が多いのですが、
インド系のヒトは火葬するヒトもいるらしく、ココさんはそうゆうところで荼毘に付されたそうです。
お葬式のとき、H2O POLOの方がアメージンググレースを歌ってお見送りをしたこととか、
トリニの海に散骨する直前に、船を出してくださる方が偶然に見つかったこととかのお話もお伺いしました。
もっとココさんに近しい方や、ご家族の方のほうがもっと詳しくご存知だとは思いますが、
少し疎遠になってしまっていた方とか、今年はトリニに行けなかった方なんが、
やっぱり気になって検索してしまうのだと思うので、
わたしのブログで少しでも、
ココさんを偲ぶお手伝いができたならなと思います。
で、わたしがトリニから帰るその日の朝に、
ココさんが亡くなったアバクロンビーインに行ってきました。
また来年も来ます!って挨拶しなきゃと思って。
亡くなったのは地下にいたココさんだけだし、
きっと焼けたのは地下だけで、もうちゃんと営業してるんだと思い込んでたら、
外から見たらふつうなのに、
近づいてみると、もう屋根も焼け落ちて、全焼してるかんじでした。
もちろん営業もしてません。
営業してないんだったらもうちょっとマシなお供え物を用意しとけばよかったと後悔しつつ、
近くに咲いてたお花を拝借してお供えしました。
来年になったらきっとここも更地とかになっちゃって、
お参りに来る場所もなくなっちゃうのかと思うとなんか寂しい。
音楽や文化を発掘して、恋もして、生活もして、楽しみ方を熟知して、
ココさんはあきらかにトリニに通うギャルたちのパイオニアなわけで、
なにかメモリアルな場所がトリニに残ってもいいんじゃないかなと思うんだけど。
トリニのヒトの感覚を、差別とか階級とかの意識なく、
ていねいにさりげなく教えてくれるヒトは、
もうわたしのまわりにはいなくなっちゃったな、と思った。
ココさん、これからも、
なんかおもしろそうなイベントとかあったら、
わたしぜったい気づく自信あるんで、
そっと、教えてくださいね。