キャノンボールツリーの木の下で
麻美の事件について、
事件現場で語っています。
なんにも映っていません。ただ、木が映っているだけです。
なにか結論があるわけでもありません。
ただ、わたしの、今も混乱した気持ちが語られているだけです。
去年1年間、ほとんどの関係者は口をつぐんだまんまでした。
ほんとにぐうぜんだけど、昨日ようやく、ステージの上で麻美のことを話し、麻美の曲を演奏し、その意思を受け継ぎたいと話している日本人プレイヤーに出会いました。
たしかに、当時は、興味本位の報道が過熱していたからかもしれませんが、
起こったことは、目を背けることのできない、重大なことなハズです。
ゆかりのあった各関係者やスティールバンドは、バンドとしておおやけに発言すべき責任があるようにも思えますが…
トリニダードでの反応はまったく違います。
ゆかりのあるバンド、コンドリトンパンファミリーから追悼アルバムが発表され、
事件まもない土曜日、カーニバルの優勝者が集まるチャンプスインコンサートの会場で、
しかもいちばんいい時間帯に、麻美の追悼セレモニーが行われた、
そのときの様子を、去年編集して身内だけに公開していた↓の動画で紹介しています。
麻美の生前の演奏に、暖かい拍手を送るトリニダードの人々、
その瞬間を、いっしょに見届けてほしいなと思います。