パンの音色で綴られた日々

ソロプレイヤーの長木谷麻美さんのカフェライブに行って来ました。ベースのカネミネケイタロウさんとのデュオライブです。彼女のソロ演奏を聴くのは、この日が初めてでした。

彼女の音は、そんなにパワー系じゃなくふわっとしてるけどちゃんと芯のある聴きやすい心地よい音色で、ほとんどがオリジナルの曲を演奏しているところがとても興味深い。ちゃんと自分の中に伝えたいことがギュッとつまっていていつもあふれ出しそうで、それがこぼれないようにパンの音色に変換して表現し続けてる。その彼女の内側にあるいろんな日々の気持ちや体験が綴られたメロディがパンの音色になって広がってゆく世界に耳を傾けてると、カフェで友達の話を聞いてたらあっという間に楽しく時が過ぎてしまったみたいな、まさしくそんなライブでした。今回、ベースのカネミネケイタロウさんのオリジナル曲や歌もあって、バラエティに富んでとても面白かったです。

演奏だけに限らないと思いますが、その人が持っている波動が演奏する音や創り出す空間を左右すると思うんです。麻美が持ってる”良い音楽をシェアしたい！分かち合いたい！！”ってゆうパワーがぶわーっと、なんだかよくわからないまんまに空気に充満していて、パンの音色になってひとしずくずつトリップされて聴く人の心に染み込んでいく、それだけでパンのことを良く知らなくても、音楽のことを良く知らなくても楽しめそうな、そんなパワーと魅力を秘めているなと感じました。

また春に神戸や大阪、名古屋でも演奏する機会があるとのことなので、また遊びに行きたいなと思いました。オススメです。