ビザなし渡航
トリニダードに入国するために必要だったビザが、不要になりました。3ヶ月までの旅行者に限ってのことですが、今までずーっとこのビザの申請に煩わされてきたわたしたちにとって、これは画期的、革命的なことなんです!
いつから、なぜ撤廃になったのかまだはっきりしたことはわからないのですが、おそらく今年の12月はじめ頃に突然なんの前触れもなく撤廃されていたようです。(追記:11月14日付で廃止になったそうです。) 各ホームページはまだビザが必要との記載に変更がない状態ですが、直接ジャマイカ大使館に電話して確認しているので、来年のカーニバルシーズンはひとまず必要はないようです。
このトリニダードのビザがすんなり取れるモノだったら、今までも、もしこれから続いても問題なんてなかったのかもしれないのですが、たくさんの書類を用意して、申請費用がそれなりにかかり、しかもマイペースにしか発行していただけないのでいつ届くかわからない、その割には3ヶ月しか有効期限がない…
もー、これだけでも一般の方がトリニダードにフラっと旅行する気持ちが削がれてしまっていたと思います。
しかも、トリニダードに来ているパンやってる外国人で、ビザが必要なのはうちら日本人だけのように思います。
ビザが必要か必要でないか、それは外交上の問題があるからだと思いますが、トリニダード・トバゴ建国50周年を迎えて、ようやく日本とトリニにも平和が訪れた気がして、北方領土が返還されるよりもたぶんわたしにとっては嬉しいことなんです!
カーニバルに通いつめる日本人のみなさん、おめでとうございます(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ!!
これで、明日フラっとトリニに行くことも可能になりました!!(笑)
もう申請すらする必要のなくなったトリニダードビザですが、パスポートにこのスタンプはもうもらえないんだ・・・と思うとちょっとだけ寂しい(^_^;)ですね、いや、もう二度とあんな面倒な申請なんかしたくないですけど、でも、
パスポートに刻まれたわたしの10枚のトリニビザは、いろんな不安や期待や想い出もすべて詰まった記念として、わたしのトリニダード生活の歴史を物語ってくれています。
では、続きを読む・・・で、こるりんの10年間のトリニダードビザの歴史を振り返ってみましょう…
まず、これがわたしのはじめてのトリニビザです。
取り方がわからなくて7月くらいに申請して却下(笑)されました。
2005年、この頃はまだ黄色いA6サイズくらいの申請用紙で、東京の英国大使館で発行されていました。
2006年、パンマガを作った年です。
1月3日発給ってことはもう出発ギリギリに家に郵送されてきてると思います。
この頃はビザウェイバーなんて裏技も知らなかったし、もうヒヤヒヤものです。
2007年。この年はクリスマスも含め3ヶ月ほどいたので、11月にすでにビザを取得しています。
オールスターズにはじめて移籍しました。
2008年。この頃から少しずつビザの取り方が変わった気がするけど、何が変わったかは思えてない・・・
2009年、もうこの年にはVFSとゆう英国ビザなんかを代行する会社に申請先が変わってた気がする。でもまだ日本の英国大使館のスタンプですね。
2010年、ちょっとずつ前触れはあったものの日本で申請できていたビザが、この年から大幅に変わって、マニラの英国大使館までパスポートと申請用紙を送らなくてはいけないとゆう方式に変わりました。
そして申請料金も値上がりして11枚もの申請用紙を書かなくてはいけなくて>_<
もー、ほんとに大変だったのですが、申請用紙の質問が「あなたはテロに参加したことありますか?」とかけっこう笑えるものだったので、毎年、楽しんで書いてたのを思い出します。
2011年。この年もマニラまでパスポートを送ったのですが、申請の手続きは民間の企業が行ってくれていて、その会社が大阪の長堀橋にあるので、大阪に住んでるわたしは東京に郵送するより確実に受け取れるメリットがありました。
そして、この年を最後にマニラで取る方法も変わり、1月に申請したほとんどの日本人がジャマイカ大使館に申請するとゆう新しい方法でトリニダードに来ていました。わたしは早めに取ったのでギリギリこの方法で申請することができていたのです。
2012年、わたしもジャマイカ大使館での申請にチャレンジ。
トリニダード人からの招聘状(レター)が必要だったり、自分が勤めてる会社から英文の在職証明書を発行してもらったりしなくてはいけなくて、
しかも申請に今までの倍以上の日数がかかっていたので、出発までにビザが届かない旅行者が続出した年でもありました。
そして最後のトリニダードビザになった2013年。
昨年の反省からか2ヶ月前には申請してくださいとジャマイカ大使館からご指導があったので早めに申請したら、届いたビザの滞在有効期限が足りず…、
出発の日に航空会社のカウンターで「ビザが足りないと搭乗していただけません」とゆう衝撃の案内を受けて…、ってゆう事件は去年のブログに書きました。
とにかくこのトリニダードビザがOKかOKじゃないかで、わたしは今度こそもしかしたらトリニダードに行けないかもしれないと何度も心配させられました。
そして、わたしがまた今年もトリニダードに行くべきであればきっとビザが取れるから、神様どうかトリニダードのビザが間に合いますように・・・、そればっかりを祈りつづけて来た10年間でした。
もうそんな心配しなくてよくなると思ったら、ほんとに自由な気持ちです。
日本とトリニダードが仲良くしてくれてほんとうにありがとう!
わたしの10枚のトリニビザも、今までわたしのトリニダード入国を許してくれて、ほんとうにありがとう!
このスタンプたちは、わたしの大切な勲章です。