ドリル
ドリル、最初ざーっと通してから、
ちょっとむずかしいとこをゆっくり練習。
ゆっくりすると簡単だから…と、ゆうよりは、
ゆっくりするとリズムをごまかせないから、
こうやって正確なリズムを全員に感覚的に覚えさせてゆくんだと思う。
そのあと、昨日はバリエーションバース&コーラスだったんだけ
ど、
ゆっくりからだんだん速くなって、
トリニのヒトでもついてこれないくらいのめっちゃ速のテンポで叩く。
同じ8小節か16小節を10分か15分くらいやっ
て、交代で他のセクションに。
他のセクションが叩いてるときは、うちらは休みなので、
ぼーっと聴いてるか、ヤードの屋台でポロリ買って食べたりして待って
る。
セコンドっ!って呼ばれたら、
またおそろしい速さで限界ギリギリまでくり返し叩く。
これを3〜4回くり返してから普通のテンポに戻してバンド全
員で叩くと、
ウソみたいにすらすら叩けるようになってる。
マジック!
練習がはじまったころには曇ってた音が、
透明に澄みきった音色に磨かれて力強くヤードで輝きを放ってる。
これがオールスターズの音。
磨き抜かれた鍛練の賜物。
ドリル、おそろしくってビビとちゃうけど、
これながなくちゃ、わたしもオールスターズになれない。
この訓練を受けてこそ、わたしもようやくオールスターズになれる、
ありがた〜い練習なのです。