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ピーターミンシェルマス完全復活!?



あと何年?レジェンド、ピーターミンシェル完全復活?!

 

ピーターミンシェルのマスキャンプに行ってきました。

 

ピーターミンシェルは御歳78歳、13歳からカーニバルの衣装をデザインしてるってことは…キャリア65年!!!笑 ロサンゼルスオリンピック開会式や数々の世界的なセレモニーの舞台衣装を手がけたトリニダード・トバゴのレジェンドです。

 

もうおじいちゃんすぎて、ここ数年はトリビュート的なエクソダスを中心としたパンのセーラーマスでカーニバルに衣装を提供してきましたが、

 

今年は規模もお値段もちゃんとしたアートマスになりそうで、カーニバルにこの集団が道を埋め尽くすのに遭遇するのが、今からほんとに楽しみです。

 

今年の衣装は、1974年の"The land of the humming bird"(ハチドリの地) の、円形の羽のデザインを基本にしています。


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そこに、ピーターミンシェルらしいコンセプトが付け加えられ、ただのリバイバルではなく、2020年らしいアプローチになっているようです。

 

ミンシェルマスのウェブサイトに紹介されているポエム(?)によると…

 

壊れやすい地球

ハチドリの羽根が神曲の地獄の上を旋回する

悪魔を演じる人々

欲望と権力に支配されるなか

テクノロジーが荒れ狂う

火災と洪水が私たちの世界を破壊した

鳥たちは絶滅に瀕している

ミツバチたちも

私たちの世界は世界そのものと戦争を続けている

 

力への愛 対 愛の力

 

以上、っていうことらしいです。

 

ピーターミンシェルがこのコンセプトを考えたときはまだオーストラリアは炎上してなかったと思うんですが、まさにちょっとインテリな人々の興味をそそるタイムリーな仕上がりになっています。

 

日本には、キワドいビキニなのに羽根がワシャワシャついたセクシー系のカーニバル衣装ばかりが紹介されていますが、カーニバルはそれだけじゃない、

 

知識人の欲を満たす、こういう歩く、そして参加する芸術のマスもあることを知ってほしいなと思います。

 

後継者がいるのかどうか心配になることがあるけど、

 

モコジャンビーの衣装のデザイナーさんで何人かすごい人がいるので、機会があればご紹介したいなと思っています。

 

トリニダード・トバゴは、アートの分野も独自でハイレベルな場所なのです。