セミファイナルひきこもごも
セミファイナルから早くも1週間が経とうとしています。
更に慌ただしくなる来週、更に更に慌ただしくなるカーニバルの週の前に、セミファイナルを振り返っておこうと思います。
今年、今までさんざん生配信とかしてきたけど、セミファイナルは演奏だけに集中する!って決めてました。なぜなら…
"More Sokah" - Trinidad All-Stars Steel Orchestra (2020 Panorama LARGE BAND Semi-Finals)
もしかしたらオールスターズがセミファイナル落ちする可能性もありえなくないなと思えたから。
理由はいろいろあるけど、他のバンドよりぜんぜん勝ってるってわかってたけど、いつものオールスターズより負けてると感じてたから。
シルバースターズは他のラージバンドよりぜったいに勝ってたのに、カテゴリ分けされる前から数えてパノラマの歴史上初の予選落ちしてしまったし、過去にもデスペラードス、レネゲイヅ、エクソダス…、そうゆう『見せしめ』的なことが起こりうることは、順番的に考えても多いにありうる。
でも、大丈夫だった。10ポイントも点数をあげて5位で準決勝を通過できまて、心底ホッとしています。
話題になってたアールブルックス親子のコラボアレンジだったハッターズは、残念ながらファイナルに残ることができませんでした。
"Trouble in the Morning" - Hatters Steel Orchestra (2020 Panorama MEDIUM Semi-Finals)
あとで動画観てみるとアレンジはけっこういいなと思うけど、ミディオカやローキーといった価値観は、パノラマのステージには先進的すぎたのか…
あとは、メンバー数がほんとに75人超えてるのかなー?っていう物足りなさがあります。メンバー不足を補うためか、動画では顔がよく確認できないけど、親子でおそろいのキャップをかぶって、それぞれ別のラックで叩いてるんじゃかいかなって思います。
これを、皆んなが望んでた親子2人並んで…って絵にしておけば、話題性があったのに、もったいないなー
↓パノラマの舞台でもこの絵が観たかった…
結局、わたしがスタンドで生審査を聴けたのはミディアムバンドも含め4バンドだけでしたが、その4バンドの中では圧倒的にデスペラードスが印象的で、
"More Sokah" - WITCO Desperadoes (2020 Panorama LARGE BAND Semi-Finals)
きっと難しいこともたくさんやってるんだろうけど、最後のしつこいくらいの”モアソカ♪”のフレーズを繰り返すことで、
客席のおばちゃんたちが大合唱する事態になりました。
ザンダさんの目にはすでにこの光景が浮かんでいたのかもしれません。
ミディアムで準決勝1位だったのが、フォザッタです。
アレンジャーはパーキンソン病を患っているヨハンパプウェル。年々症状は深刻になっているようにも見えます。
"My House" - Curepe Scherzando Steel Orchestra (2020 Panorama MEDIUM Semi-Finals)
スモールファイナルのとき、予選でもリハーサルでも今年は1度も指揮をしたことなかったのに、本番のときだけ急にスクっと立って、軽やかに8分間の指揮を務めてオーディエンスを驚かせていましたが、ほんとは8分立ってるのもやっとだと思う。
それが、今回は曲のタイトル『マイハウス』に因んで、ステージにソファが!
座ってたら安心だ…、と、思っていたら、やっぱりスクっと立って、曲の半分くらいは華麗に動きまくって、
その姿にほんとに胸がアツくなりました。
アレンジには『インマイハウス』のブラッドリー版のアレンジってパッと聴いて誰もがすぐわかるフレーズが引用されています。
ミディアムファイナルはオールスターズの練習がおやすみなので、観に行く予定にしています。
今から、フォザッタのファイナルアレンジを聴くのを楽しみです。