久しぶりにステージあがって踊ってもうた
トリニダードに豪華客船が寄港して、私が住んでいるサバンナ周辺やパンヤードにも外国人観光客が溢れています。
ちょうど寄港した日、タイミングを合わせてナショナルスティールオーケストラのコンサートイベントがあったので行ってきました。
イベントは、政府とナショナルスティール、そして国立舞台芸術団(National Theater Arts Company)と、UTTとロードキッチナーオードトリアムのコラボイベントだったようで、会場のロビーでは、オールドマスのウェルカムセッション(ディズニーランドのミッキーマウスとかドナルドダックがゲストと触れ合うやつみたいな…)と、クラフトマーケット、絵画の展示なんかもされていました。
コンサートは1時間くらいで、トリニダード・トバゴの文化や歴史、スティールパン文化にまつわる巧妙な選曲になっていました。(最後の今年のソカチューン以外、核となっていた演奏曲の背景を知ると面白い曲ばっかりなのでパンフレットとか欲しいと思いましたが、一般の観光客はそこまで興味ないのかな…)
オードトリアムは撮影禁止なので動画とかは撮れませんでしたが、一瞬だけ携帯で↑隠し撮り…
そしてコンサートの後半には、オールドマスのコスチュームを身にまとったアクターさんたちが登場、カーニバルのパレードで見る素人とはぜんぜん違って優雅だし、衣装も豪華です。
そして客席に降りて次々と観客をステージに… わたしのところにも来て優雅に手を差し伸べられると映画のワンシーンみたいで断ることもためらわれます。
そして、ほんとに数年ぶりくらいに!スティールバンドのコンサートのステージに上がって、ジャンプアップしてしまいました(^_^;)
しかも普通のバンドより格段に格式の高いナショナルスティールの舞台に…
すごい前だけど、エクソダスが日本に来たとき、最後のほうのカーニバルチューンで盛り上がるときに、わたしが率先してステージに上がって何人かの日本人といっしょにステージで踊ったら、
翌日にはネットが炎上してたことを思い出しました。
炎上理由は「舞台に上がるなんて失礼にも程がある」みたいな内容でしたが、もともとは来日したレネゲイヅが良くやってたことで、その元になっているのは、トリニダード・トバゴのこういうカルチャーから来ていたのですが、当時の一般的な日本人の音楽ファンには理解していただけなかったようです。
今だったらどうなるんだろう…
コンサート終了後に、希望者のみキッチナーオードトリアムの施設ツアーがありました。
まず、普段は一般人が入ることのできないVIPルームで、この劇場の歴史が概要を聞き、1階から最上階(4階まで)いろいろなお話を聞きながら案内してもらえました。(動画も撮ったけどあまりにも地味な映像だったので写真のみ)
普段は入れないVIPルームで概要の説明を聞く/ぐるぐるまわって最終的に照明室と天井ぎりぎりの最上階へ
最後、記念撮影してお土産屋さん(クラフトマーケット)の前で終わるTOEICの問題かよって思うくらいのベタなツアーでしたが、なかなかこんな機会もないので良い経験ができたなと思いました。なによりわたしにとってはリスニングの練習になります。
が、コンサートの内容がほぼ同じで(2曲だけ前日と違ってたけど)翌日に、アクターさんや施設ツアーなしの無料のコンサートがあったので、ナショナルスティールの演奏が聴きたいだけの人はこっちでも良かったかも。でも1時間1,600円払う価値は充分にあります。だってナショナルスティールだもん、クラシックの曲なんて聴きごたえありすぎるほどマニアックでかっこよく、ほんとに贅沢な時間を過ごすことができました。
そういえば、今のナショナルスティールのコンダクター、アクアさんが上品なお茶目さんで、なんかカリビアンマジックのシェルダンみたいな、エンターテイメント性が高いっていうか盛り上げ上手っていうか、格式は高いけど、堅苦しくなく楽しませてくれて、なんか改めてファンになったっていうか(^_^;)、もう1回っていうか、何度でも観たいなーってキモチになりました。