こるりうちゅう

こるりん べるりん こるりうちゅう むちゅう♪ ばんちょう やおちょう すてぃーるぱん ピザぱん♪

STEELBAND IN HEAVEN

20140220_135418_2

前回、エクソダス日本公演の記事でご紹介した、フーテンの寅次郎を演じたラリーさんが先日トリニダードで亡くなられたそうです。ほんの少し前まで日本中を旅してわたしたちを楽しませてくれていたのになんで…???突然の訃報にただただ驚いています。

それほど親しくしていたわけではないけれど、エクソダスのヤードやサバンナでラリーさんに遭遇するたんびに、うれしそーに「幸せだなぁ〜」ってゆう加山雄三のアレを必ずやってくれて、毎年おんなじネタでさすがにもう飽きてた(^_^;)から、あー来年トリニに行ったらぜったい寅さんやってくれるだろうなぁ〜って、ほんとに無邪気に楽しみにしていたのに、お身体の調子が良くなかったことさえ知りませんでした。ほんとうに残念です。最後までわたしたちにパンの楽しさを教えてくれたこと、最後までワールドツアーをこなす現役のプレイヤーだったこと、とてもリスペクトの気持ちでいっぱいです。

そして、たぶんブログには書かなかったと思うのですが、ちょうど去年の年末あたりだったと思うのですが、もうひとり、とても日本に縁のあるパンマンが突然亡くなられました。日本で90年代にトリニダードから移住して富山のスキヤキスティールオーケストラを指導していたブライアンさんです。わたしは残念ながら一方的にしか存じ上げませんでしたが、日本でのスティールバンドの創始者の一人であり、日本にまったくスティールバンドが存在しなかった時代に長期的に日本に滞在し、バンドを指導して根付かせてくれた立役者でもある方です。まだ亡くなるような年齢ではなく、心臓発作かなにかでほんとに突然でした。

今年はじめのエドウィンさんといい、日本にご縁のある方々が次々と天国に旅立たれていて寂しいかぎりです。そんなに慌てて天国に行かなくても、まだこちらでわたしたちが教わることはたくさんあったはずなのに。日本ではあまりなじみのない方々も、スティールパン創世記の人物たちはほとんどが高齢ですし、海外に認められはじめた時代のスタープレイヤーたちがまだ若いのに突然にこの世を去って行ってしまうこともなぜか増えているような気がします。まるで天国かどこかでスティールバンドの新メンバーの召集がかかってしまっているかのようです。

わたしたちが同じ時代にレジェンドたちと過ごせる時間はもう限られたものかもしれません。

トリニダードではすごいヒトたちがほんとに身近なので、この奇跡的な状況を忘れすぎてたのかもしれません。

この地球上にスティールバンドとゆう音の天国を創り出してくれたレジェンドたちとの貴重な時間を、これからもっと大切にしていかなくちゃ後悔しちゃうなと、つくづく感じさせられています。