こるりうちゅう

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UTTのドラムセットクリニックに行ってきました!

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UTTのパンルームで行われたドラムセットのクリニックにおじゃましてきました。

ほんとうはUTTの生徒さんのための特別授業なのですが、

UTTでパーカッションの先生をしているジョッシュさんが、今、オールスターズでテナーを叩いていて、その先生からわたしもお誘いいただきました。おなじくパノラマでトリニに滞在しているカナダ人ドラマーのラネルさんから先生に連絡があり、なにかできないか…とゆうことで今回の企画に至ったそうです。

ラネルさんはスポンサーの関係上、お写真は載せられないとのことなのですが、名前を含む、クリニックの内容をブログで紹介してもよいとゆう許可をいただきました。英語がちゃんと聞き取れてない部分もありますが、とても素晴らしい内容だったのでご紹介したいと思います。

ドラムクリニックは、ラネルさんの即興演奏から始まりました。

静かーに集中して、ただスネアを指で叩いてリズムを刻む瞑想的なシーンからシンバルだけでいろんな表情を表現したり、すべてのセットを使ってダイナミックに表現したり、とても芸術的な音の世界が目の前で生演奏で繰り広げられて、

それだけでもーーーーー、大満足です!!!

すごい贅沢しちゃったぁ〜♪

その演奏のあと、ラネルさんの生い立ちを自ら語ってくださいました。ラネル(Larnell Lewis)さんはカナダ生まれのカナダ育ちで、今回はパノラマでバードソングのドラムを叩くためにトリニに長期で滞在しています。子供の頃からお父さんにドラムを習い、教会で演奏をはじめました。10代の頃にはすでにドラマーとしての頭角を表し、21歳ですでにスポンサー契約を結んでいたそうです。

簡単な自己紹介のあと、さっそく生徒さんからの質問コーナーに。

ドラムを叩く仕事につきたい生徒さんなので、どうやったらプロになれるのか?とか、左右の手の力のバランスを取るには?とか、ドラムセットの音量のバランスは?とか、スネア中心かベースドラムを中心に意識して座ってるのかどっちですか?などなど…、とても具体的な質問が多かったのです。

印象に残ったのが、教会でドラムを叩いていた子供の頃、人々の反応を見ながら、曲想も理解しながら、対話するように叩くのがとても勉強になったとか、

最初の即興演奏でのシンバルだけのフレーズをどうやって編み出したのかとゆう質問に、

毎日3時間ほど練習してる中で、基礎的なパラディドルをシンバルだけで練習していたときに、いろんな組み合わせを試していて思いついたフレーズだとか、

どの回答も、こんなに成功していて素晴らしいドラマーなのに、とても基礎を重視しているんだなーとゆうことを強く感じさせられました。

生徒さんからの質問を、ドラムを叩きながら例を見せて回答するのですが、音量の調整の正確さとか、緻密な表現力とか、

ラネルさんはアフリカ系でもんのすごく背が高い大男なのですが、そのデカさからはあんまり想像できないような、とても良い意味で、よくテレビで出てくる工場の精密機械で刻んでるような!ほんとに正確でブレのない”技術”を目の当たりにして、

ドラムをふだんから練習しているわけじゃないわたしでさえもハーッと関心させられたし、ふだんからドラムを練習して単位をいっぱい取らないといけない生徒さんたちなら、とても鮮烈な印象を持ったと思います。

いろんな質問を交えながら、ドラムトラックだけを抜いたドラム用のカラオケみたいなのを流して、ポップスやジャズの曲を演奏したりもして、質問は尽きない様子だったのですが1時間半くらいで終了しました。

クリニックが終了してからも、ラネルさんは生徒さんに囲まれて、けっきょくまたドラムセットに座って説明してたりとか、楽しい時間はあっとゆう間に過ぎていきました。

パノラマやカーニバルのために来日している外国人の存在は、トリニダードの人たちにとっても海外と交流するよい機会になっているようです。